サンチャゴ巡礼<北の道> 10日目 (ポルトュガレテ – カストロウルディアレス 34.1キロ)

サンチャゴ巡礼(北の道)2025年春

気分の乗らない孤独な一日。宿にもふられる。

ポルトュガレテの街を出て10キロ近く自転車と歩行者の専用道路が続く。平らだが舗装道路の路面は固く景色も単調なので非常に退屈。やっと専用道路が終わり海辺のカフェへ。近くの海水浴場は5月というのに海水浴客でそこそこ賑わっている。さすがスペイン、トップレスで日光浴している女性もちらほらいる。カフェは海水浴客で混んでいるので、海辺のベンチで昨夜買ったパンとドーナッツの残りを食べる。ここからしばらくは海外の崖沿いの景色のいい道が続く。

カフェから海水浴場に向かう人
砂浜がルートになっているが、歩きずらい
気持ちの良い海沿いの道

初日から天気に恵まれて、今日も快晴。今日は足の調子良くなく、硬い地面が続いたのと暑さで調子が悪い。知り合いにも全く会わず、調子の悪い日に単調な道が続くと、なんでわざわざしんどい思いをして歩いているのかとやめたい気分もちらほら浮かぶ。
山の長い道を避けて海岸側の道を行くが歩道無く横を車が通る道が5キロ続く。カストロウルディアレスに入り今日3度目の道間違えで海岸へ出てしまう。

カストロウルディアレスの海岸


15時に公営アルベルゲに着く。14時チェックイン開始からあまり時間が経っていないが、既にいっぱいなので1キロ離れたアルベルゲに行けと言われる。今日は何度も道を間違えたのが痛かった。そのアルベルゲは街から外れて坂を登ったところにあるがわかりずらい場所にある。ロッジの中に併設されているアルベルゲで、着いた時は管理人も誰もいなかった。ロッジの管理人を見つけると部屋まで案内してくれたが、後は放置プレイ。ドミトリーは一番乗りだった。もともと来る人向けのロッジなので、周りは何もない。景色だけいいがレストランも休みのようで冷蔵庫、電子レンジ、コーヒーメーカー以外無く食器もない。

ドミトリーはロッジの事務棟兼食堂に併設されている
部屋は極めてシンプル
高台にあるので眺めはいい

今日は昨日買ったパンとドーナツを食べただけで腹が減ったので、坂を降りて町に戻るがまだスペイン時間の夕食には早く、どこも軽食以外やっていない。しばらく彷徨った末、海沿いのカフェでビールと目玉焼きサンドを食べる。小さなスーパーに寄ったが、つまみになるような物なし。宿に戻りスーパーで買ったビールとピスタチオ、昨日の残りのチーズを食べる。他の客はシニアなメンバー3人だけで会話する雰囲気もないので、早めに就寝。

Castro Urdialesの宿(2025年5月28日泊)
Albergue-Camping de Castro ☆☆(個人的評価)
・€20
・ドミトリー、2段ベッド(24名同室)、外干しOK
・公営アルベルゲが満室だったため、1キロ離れた方一つのアルベルゲに宿泊。ロッジに併設されたアルベルゲ。開業して間もないようで、建物は一部工事中。管理人はいるのかいないのかわからない状況。食堂があるが、私の宿泊時は休業していた。飲食店もスーパーも町の中心部まで坂を下って1キロほど歩かなければならない。高台にあるので、プール越しに見える海から昇る朝日が綺麗だった。

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