サンチャゴ巡礼<北の道> 8日目 (ビルバオ滞在)

サンチャゴ巡礼(北の道)2025年春

美術館は休館日だったが、今日もピンチョスを満喫

カミーノ中は基本、観光は無しで歩くことに集中するつもりだったが、ビルバオは美食の街であり有名な美術館もあるので、1日滞在することにしていた。歩き始めて1週間であり、休息日にはいいタイミングでもあるし。

朝食は8時からとあったので最上階の8階に8時に上がると開店が遅れているようで何人かが待っている。前の宿で一緒だったキルトを腰に巻いたスコットランドのおじさんやフランス人の美女もいる。フランス女性はビルバオでいったん帰るそうで、サンチャゴまで行く私を羨ましがっていた。すると突然、日本人ですかと声をかけられる。鹿児島から来ているシニアのご夫婦で、今回のカミーノで初めて会う日本人である。朝食は別料金で8ユーロもするのでやめようかと思ったが、せっかく日本人のご夫妻にあったのでレストランで話すことにする。8ユーロするだけあって朝食のビュッフェは豪華だった。ご夫妻はAir Franceでパリに着いたそうだが、ロストバゲージにあって苦労したそうだ。仲のいいご夫婦のようで国内でも道の駅に泊まりながら鹿児島から北海道まで旅行したりしているそうだ。しばらく話し込み10時前に宿を出る。
今日の主な目標は
 ①グッテンハイム美術館訪問
 ②ダメになったモバイルバッテリーの代わりを買う。
 ③鼻緒の一部切れたビーサンの代わりを買う
 ④バル巡り
である。
まずグッテンハイム美術館に行ってみると、なんと月曜日は休みだった。事前に調べれば簡単にわかったことで、そうであれば昨日の午後に行っとくんだった。。。


あきらめて、美術館のそばの電気屋さんに入る。ドミトリーはベッドの枕付近に電源があるところが多いが、宿によっては部屋の隅にしか無いところもある。スマホは毎日充電する必要があるが、共通スペースでスマホを繋いでその場から離れるのは気持ちが悪いのでモバイルバッテリーは必需品である。昨年の四国遍路の際にはバッテリー劣化したスマホ(現在は買い替え済み)に始終モバイルバッテリーを繋いで酷使したせいか、今回のカミーノ中の2、3日前に充電できなくなってしまった。電気屋さんのお兄さんにモバイルバッテリーは無いかと聞いてもなかなか通じなかったが、スマホで検索した画像を見せると思ったより安価なものを持ってきてくれたので購入。


次にビーサンを購入しようと結構あちこちにあった靴屋に行ったが、重めで高めのものしか無い。海辺の町の方が安くて軽いものを売っているかと思い、購入は断念。鼻緒が一部切れたが履けないことはない今のビーサンでとりあえず我慢することにする。宿に着いてから宿と街歩きに使うビーサンははく、とりあえず買うのやめる。美術館が休みだったので時間が余っている。ビルバオの中心部を流れる川を行き交うクルーズ船に乗ろうかと思い宿のそばの船着場に行ってみたが、ちょうど良い時間の便が無いので諦め、宿のある新市街から川を渡って旧市街を散策することにする。

グッデンハイム美術館入口
グッデンハイム美術館のシンボルのPuppy(ずっと猫と思っていたが犬だった)

朝は8€の元を取ろうと思い結構食べたが、昼になり多少空腹になってきたので、リベラ市場へ。ここは駅の上がフードコートになっており、周りにある数軒のバルからお気に入りのピンチョスや飲み物を購入することができるので、観光客にも利用しやすいところである。

リベラ市場
ピンチョスは個性的なものは無いが、味はまあまあ

リベラ市場から近い旧市街の中心にはサンチャゴ大聖堂がある。入場料10ユーロと高いが、サンチャゴ巡礼をしているのに入らないのも何だなと思い入る。後から知ったのだが、どうやらカミーノは入場料無料になるようだ。今日はザックも背負ってなかったので、大聖堂の受付でも教えてくれなかったのか。美術館のようにバイリンガルの音声ガイドを貸してくれるが当然ながら日本語は無い。大聖堂の周りはお土産屋が多く、ストリートミュージシャンもおり観光地ぽい。

サンチャゴ大聖堂
ストリートミュージシャン(貯まった小銭が重かったので、寄付した)

大聖堂から近いヌエバ広場はバルの密集地で広場を囲んで多くのバルがある。その中で最も人気があるらしいGURE TOKIへ。まだお昼のせいか、意外に空いていた。ピンチョス2つを赤ワインと一緒に食べたが、さすが、めちゃうまい。広場を出ていったん14時頃に宿に戻る。

ヌエバ広場は周り360度をバルに囲まれ、いい雰囲気
GURE TOKIのピンチョスは最高に美味しかった

しばらくドミトリーのベッドで昼寝とスマホで読書するが、狭い空間なので飽きる。こういう大きな街のドミトリーはベッドのそばに座れる共用施設が無いので退屈である。
ピンチョスは二日間で十分満喫したので、夕食は昼間に目をつけていたラーメン屋でエビフライカレーを食べる。味噌汁とサラダ付き、カレーはエビフライ以外に具は無く真っ黄色でターメリック(かな?)以外の味はしない。味噌汁はやや薄い。まあ海外の日本料理はこんなものか。

スペインやポルトトガルのラーメン屋の看板や壁には日本のアニメキャラがいっぱい
カレーはうまくは無いが、エビフライの本数は多い

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