テキサス人と再会
昨日買ったパンを食べ、7時過ぎに出発。久しぶりにいい天気。午前中はずっと海沿いのルートで美しい。10時半頃にカフェで軽食をとる。



カフェを出た所の公園で、6日前にラレドの船着場で会ったテキサス人がハイドレーションに水を汲んでおり、再会。飲料については私はスーパーでペットボトルを買い、宿で中身を追加していたが、飲み口用のチューブが付いているビニール製のハイドレーションを使っている人もいる。ここの水は美味いよというので、私もペットボトルに給水する。
テキサス人と別れて少し歩くと車椅子に乗ったお婆さんが連れているトイプードルに懐かれ、ずっと纏わりつかれたので構っているとテキサス人が追いつき、一緒に犬の相手をする。私が17年飼っていたトイプードルを昨年亡くしたことを話すと、テキサス人もトイプードルを飼っているとのことだった。スペインは犬を散歩する人が非常に多い。また番犬を飼っている家も多く、歩いていると吠えられることも多い。中には放し飼いにしている家もあり、BuenCaminoのアプリの地図上に『放し飼いの危険な犬に注意』と注意書きのある箇所もある。
流れでテキサス人としばらく一緒に歩く。やはりアメリカ人はフランクで、英語もわかりやすく、価値観も割と近いので話しやすい。この先はプリミティボの道と北の道のどちらを行くのかと聞かれる、テキサス人はプリミティボの道経由でサンチャゴに行くそうで3割程度のカミーノはプリミティボの道を行くようだ。プリミティボの道は州都のオビエド以外は北の道以上に田舎でアップダウンが多い。バスクを出てからは比較的平坦な道が多く、それはそれでいいのだが、一方で平坦で同じ景色の道は退屈なので私もプリミティボの道もいいなとは思ったが、今回は北の道を完走することにした。

テキサス人は私に比べると歩く速度が遅いので、しばらくしてから先に行くことにする。14時半頃に今日の目的地のリバデセリャの宿に着くが、管理人部屋は閉まっており外出中と書かれている。Bookibg.com経由でメールしてしばらく待っていたが返事が無いので先に昼食に行くことにすると、店の前でテキサス人に再会。一緒にレストランに入るとテキサス人の知り合い二人が隣のテーブルで食事中だったので一緒に歓談する。その一人のカリフォルニア人は四国のお遍路や熊野古道に興味あるとのことなので、私の熊野古道とサンチャゴ巡礼共通のクレデンシャル見せると、漢字のスタンプにいたく興味があるようだった。彼らは明日は20キロ先までだが私は40キロ先まで歩くのでもう会えないかな。



宿に戻るが相変わらず管理人がいない。宿の周りを歩くと隣のバルに宿の受付をすると張り紙が貼ってある。そうであれば、予約時にそう伝えてくれればいいのに。昨日は宿の外に洗濯物を乾かす場所が無く洗濯サボって洗濯物が溜まっているので川沿いを少し歩いたところにあるコインランドリーに行く。周りは海に近い河口に面したテラスで食事をする人で賑やかである。コインランドリーの乾燥機は15分と短いが3ユーロと安かった。ちなみにTシャツ、パンツ、タオル代わりの手拭いは全て速乾性の薄い物なので外干しでも晴れていれば1時間で乾くが靴下は足の保護のためやや厚手のものを履いているのでなかなか乾かないのが悩みのタネである。もっとも、半乾きでも履いて歩いているうちに乾くので、気持ち悪いのは履く時だけである。スペイン用20GBのeSIMの残量が少なくなってきたので、帰りに寄るポルトガルとトルコでも使えるヨーロッパ共通の30GBのeSIMをネットでオーダーする。


Ribadesellaの宿(2025年6月5日泊)
Pension Arbidel ☆☆(個人的評価)
・€54.45
・個室(バス・トイレ付き)
チェックイン方法の連絡が無く、ホテルの受付が閉まっており、連絡しても返事無し。結局、隣のバルで受付をしてくれた。立地は良いが部屋には最低限の設備しかなく、コストパフォーマンスが低い。
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