道を間違えながらビルバオを脱出し、世界遺産のある港町へ
6時50分起床。宿近くのカフェで朝食。ビルバオの街を出る所はわかりづらく、道を間違えて20分くらいロスする。四国のお遍路もそうだったが、大きな街を出る際は道を間違えやすい。まもなく山に入るが、昨日お会いした日本人からLineが来てそれを見ていたせいか道を間違えたようだ。山の中で電波も入らずGPSも使えないので現在位置がわからないが、道はどんどん狭くなるので、諦めて引き返し10分ほど歩くと同じように間違えたカミーノに2人が来るので多分道が違うと伝える。2人と会ってすぐに右折のマークを発見して正しい道を行く。こんな短時間に3人も間違えるということは、しょっちゅう同じことが起きているのではないか。その後山を越えた後は平坦な町中の道が続き、快調に進む。途中、道いっぱいの山羊の集団とすれ違う。

この辺りは大都市ビルバオの郊外で、道は広く、北の道には珍しく大手企業の建物や工場も多い。知人が昔ブリジストンのビルバオ工場に赴任していたと言っており、この辺りかと思って気にかけていたが地図にも載っておらず遭遇しなかった。
公営アルベルゲは15時チェックインだが、2度の道間違い以外は快調に進んだので、それよりも早く着きそう。待つのは嫌だが、もう一つのアルベルゲは予約いっぱいだった。Booking.comで調べると50ユーロと高いが評価高いオステルが空いていたので、ドミトリー続きだし洗濯物たまっているのでそこを予約する。途中、水着などを売っている店に安くて軽いビーサンあったので購入する。
今日の目的地ポルトュガレテには有名な世界遺産のビスカヤ橋がある。橋を通り過ぎて街の中心部を少し越えたところにある宿に14時頃到着。部屋はとても綺麗。

遅い昼食を食べようと宿を出ると、近くにはレストランが多くあり、本日のメニュー目当てに入ったレストランで2品頼むとウェイターのお人さんが量が多すぎるとのこと。どうやらMenu del dirという2品選べる定食は無く、単品のメニューしか無いようだ。イベリア風サラダを頼むと確かにボリュームありパンも付いている。小さい白菜、ベーコン、チーズ、アボカド、きのこなど色々入っており、美味しい。
夕食はチャーハンを出す日本食の店にも心を惹かれたが、ビルバオから外食で贅沢続きなので、近くの大きめのスーパーに夕食と朝食の買い出しに行く。どの店にも安いワインは色々売っているが、ワインオープナーを持っていないので紙パックのワインを買う。これは1ユーロと最安値だが、あまり美味しくは無い。バナナを2個買うと店員が何やら言っているがスペイン語なのでよくわからない。すると、レジで後ろにいたお客さんがバナナを替えて持ってきた。新鮮なものに替えたのか、安いものに替えたのか未だ不明である。ヨーグルト用のスプーンないか聞くが、ジェスチャーでも通じず、あきらめて紙で即席スプーンを作って食べることにする。


18時半に外出して散歩へ。宿の近くにはヨットハーバー、公園があり、地元の人と観光客ともに多く(多分)、まだ日は高いので、皆食事や雑談を楽しんでおり、幸せそうだ。


北の道TIPS) スペインのスーパーマーケット
北の道ではある程度の規模の街には必ずレストランはある。規模は日本で言えば雑貨店程度のものが多く、大型店でも日本の通常のスーパーより小さい。スーパーはどの店もカードが使え、特に不自由は無いが、野菜や果物は量り売りの所が多くレジに行く前に自分で重さを量らなければならないところもあるので、注意が必要。私がよく買った商品は以下。
・水(いろいろな種類が売っており、1リットルで0.35ユーロと安いものからある。)
・ビール(1本1ユーロ程度と安いが、冷えたものを売っていない店もある)
・ワイン(さすがに種類が多い。最安値の紙パックは美味しくないのでワインオープナーを持っていると便利)
・パン(たいていは店の入り口に近い所にある。種類豊富で、食パン、バゲット、小さいパンの詰め合わせは安いが、惣菜パン的なものはあまりない)
・ヨーグルト(4つで1ユーロのものは安いが、単品で売っているものの方が美味しい)
・バナナ(果物は色々売っているが、バナナは安くてそのまま食べられ行動食になるので便利)
・サラダ(2ユーロくらいでドレッシング付きの結構大きなミックスサラダがあり、野菜補給に便利)
・冷凍食品(大きなスーパーには電子レンジでチンして食べられるパエリアやミートボールがある。大きな街にあるカルフールエクスプレスにはいろいろ置いてある)
・ポテチ(スナックの中でおつまみになりそうなのはポテチと豆類。ポテチは種類も豊富だが、食べ切れないほど大きい袋のものが多い。レイズは少し高いが、適当な大きさのものもあり美味しい)
・ハムとチーズ(種類豊富で安いものも多い。ワインのアテにできる)
概してそのまま食べられる惣菜的なものが少ないので、寂しい食事になりがち。食材を買ってアルベルゲのキッチンで自炊することはできるが、単独行動だとそれも面倒。最後にフランス人の道と合流して日本人と夕食を共にした際は、スーパーで食材を買ってパスタなどを作ったりした。
Portugaleteの宿(2025年5月27日泊)
・Pension Iruna ☆☆☆(個人的評価)
・ホステル、€50
・個室(バス・トイレ付)
ごく普通のホステル。観光地のせいか、やや高い。港や公園に近く、周りにはレストランやスーパー多数の便利な立地。無人チェックイン。
コメント