サンチャゴ巡礼<北の道> 7日目 (ゼレキス – ビルバオ 20.8キロ)

サンチャゴ巡礼(北の道)2025年春

美食の都ビルバオでバルをハシゴ

朝7時に朝食。他の宿泊者はまだ寝ているようで女主人がコーヒーを注いで話の相手をしてくれる。今日の道の前半は店が無さそうな山道だが、女主人に聞くと『10キロ先の町が今日会う最初の文明だ』とのことだった。なかなかいい言い回しである。出がけに一緒の写真を撮らせてもらい出発。2時間ほど歩いて、今日最初の町に入る。町の入り口の幹線道路には、バスクの自治を主張する落書きがちらほら。独立運動というとバルセロナのあるカタルーニャが有名だが、バスクも独自の言語と民族アイデンティティを持ち、歴史的に独立運動が盛んなようだ。

バスクの自治を訴える落書き(その1)
同左(その2)

町に入って最初のカフェでカフェコンレチェとチョリソーのポカジーニョをもらう。巡礼路には公衆トイレや休憩所はほとんど無いので、午前と午後1回ずつカフェに入り休憩することが多い。

町を出るとしばらくは幹線道路沿いを歩く。ロードバイクが多い。スペインは自転車が盛んなようで、自転車で巡礼している人も多いし、ツーリングをしている人もよく見かける。ビルバオに入る手前は山道が続く。暑い中峠を越えると山の中腹に珍しくジュースの自動販売機あり、コーラを飲む。昨日同じ宿に泊まっていたドイツ人も休憩しており、しばらく話す。この人にはこの後ビルバオに入って教会でも会い、ホテルのチェックインでも一緒になった。山を降りるとビルバオの市内が見えてくる。北の道で最も大きな都市であり、高いビルも見える。町の入り口のベゴニャ教会脇のベンチでさっきのドイツ人が休んでおり、中でスタンプがもらえると教えてもらう。大きな教会で、中ではミサを行っており、スーベニアショップでスタンプをもらう。

町の入り口から見下ろすビルバオ市街
ベコ二ャ教会

駅からすぐ近くの便利な場所にあるホテル(と言ってもドミトリー)にいったん荷物預けて近くの店でピンチョスとビールで一息つく。3時半のチェックイン時になりホテルの受付に行くが、ここは8階建てのビルで宿泊者が多いため、チェックイン待ちの行列ができている。ビルバオにはラ・リーガに所属するサッカーチームがあり、日曜日で試合があったのかロビーはユニフォームを着たファンで騒がしい。

立派な外観のビルバオ・アバンド駅
昼飯は我慢してビルバオで15時前にピンチョス

夕食はまたバルの多い一角に行き、バルをハシゴ。どれも美味しい。結構食べたが、帰りに海鮮丼のテイクアウトの店があったのでせっかくの日本食の機会なのでマグロ丼を頼む。トッピングとご飯は選ぶことができ、ご飯は迷った末にイカ墨ご飯にしたが、意外にマグロ丼にマッチした。こちらで飲んでいる酒はビールとワインばかりであり強めの酒が欲しかったが、酒屋にウイスキーの小瓶が売っていたので2つ買って帰る。

赤ワインとピンチョス
グラタンのピンチョスで有名なEL GLOBO
なぜこの店名にしたか不明のバル

Bilbaoの宿(2025年5月25,26日泊)
LATROUPE La Granja ☆☆☆☆
・ホステル、29.27€(朝食別料金8€)
・ドミトリー部屋多数、2段ベッド(8名同室、カーテンあり)
駅のすぐそばの便利な立地。周りにバル多数。宿代の高いBilbaoの中ではコスパの高い宿。8階建てのホステルでエレベーターあり。ロビー階にはおしゃれなカフェあり。チェックイン時は混雑する。

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