大雨の中、いきなり道を間違え国境を越える。
2025年6月16日朝、成田を発ってホーチミンに入り2泊する。北の道の出発点のイルン(スペイン北部海岸のフランス国境に面した町)へ行くにはいくつかの方法があるが、今回はパリからTGV(フランスの高速鉄道)で移動することにした。パリには成田からJALやAir Franceの直行便もあるが高い。乗り継ぎで移動する場合に一番安いのは中国の航空会社であり、中国の航空会社はロシアの上空も通れるので飛行時間も少し短いが、一度ベトナムに行ってみたかったのでベトナム航空でホーチミン経由で移動することにした。とはいえ成田ーホーチミンの6時間、ホーチミンーパリの13時間を続けて乗るのはしんどいし、ベトナムに行くのは初めてなので、ホーチミンで2日間ストップオーバーで滞在した上で6月18日にパリに移動した。
パリは物価が高くホテルも高いが、幸いシャルル・ド・ゴール空港からメトロで直通でかつモンパルナス駅まで歩いていけるところにあるリーゾナブルな宿をAirbnbを見つけることができた。当日朝、駅やホームがすぐ見つからなかいこともあると思い早めに宿を出たが、駅には高層で目立つモンパルナスタワーもあり、すんなり10分ほどで到着。7:58分のTGV発車までまだ1時間20分ほどある。外に出てタバコを吸いながらパリジャンの出勤風景を眺め、駅構内の売店を覗いたり、ベンチのあるコーナー(結構ゆったり空いている)でスマホを覗いたりして時間を潰す。パリは物価が高く、ラーメン3,000円、おにぎり700円すると聞いていたが、実際に売店のおにぎりは700円(4.5€)だった!どのプラットフォームから電車が出るかは割と直前にならないとわからないので時々電光掲示板を見に行くが、15分前になってやっと確定したので、急いで移動する。



フランス(スペインも)の鉄道TGVは料金変動制で間近になると高いし満席になるので、あらかじめOUIGOというアプリで予約した。スペインとの国境にあるアンダイエまで直行便もあるが、なぜか途中のボルドーでいったん降りて乗り換えた方が安いしボルドーの町も眺めたかったので3時間先のボルドーで降りて1時間ほど時間を潰す。観光地だけあって駅前はカフェも多く、小雨模様だが観光客で賑やか。せっかくなのでボルドーワインを飲もうかと思ったが、ワインを軽く出してくれるような売店は無く、昨晩宿の近くのコンビニで買ったパンを食べる。

ボルドーから2時間半でアンダイエに到着。カミーノ(巡礼者)らしき人もちらほらいる。到着までは小雨模様だったが駅に着いた途端に大雨に。最初からこの天気では先が思いやられると思ったが、巡礼中は雨はほとんど降らず、結果的にこの日が滞在中で一番の大雨だった。

雨はすぐ止みそうもないので雨具を着て出発。アンダイエからは国境の橋を渡り1時間ほどでイルンに着くはずだがいきなり道を間違えて2時間近くかけてイルンの公営アルベルゲに到着。思ったより新しいアルベルゲで、予約不可の宿であり16時の受付開始から間もない時間のため10人弱が受付に並んでいる。アルベルゲの手前で寄った観光案内所で会った愛想の良いベルギー人女性も後から到着。アルベルゲは3つの部屋に分かれており、それぞれの部屋に20人分の二段ベッドが並んでいる。


6時過ぎに夕食に出かけると宿のそばにMenu del peregrinoというカミーノ向け定食を出す店があり、外のメニューを眺めていると店の人に呼び込まれる。2品そのぞれ3-5種類のメニューからスペインでお馴染みの豆のスープ、鳥のソテーを頼む。ワインもデカンタで提供される。ちなみに以前歩いたフランス人の道では毎日のようにMenu del peregrinoを食べていたが、北の道はカミーノが少ないせいかMenu del peregrinoを出しているレストランはほとんど無かった。大抵のレストランは同様のメニューであるMenu del dir(誰でも利用できる日替わりメニュー)を出しているので、それを利用したが、Menu del peregrinoに比べると2割ほど高い。

グラス1杯の場合あり、ここはデカンタで提供

Irunの宿(2025年5月19日泊)
Albergue de peregrinos Jakobi ☆☆☆☆(個人的評価)
– 公営アルベルゲ、料金は寄付制(朝食付)
– 予約不可(16時から受付)
– ドミトリー60床、2段ベッド(20名同室)、洗濯物は外干しOK
Irunから歩き始めるほとんどの人が泊まると思われる。主要なスタート地点なので、ここでクレデンシャルを購入できる(私は熊野古道発行の無料のクレデンシャルを持参したので購入せず)。標準的なアルベルゲ。オスタビレロは親切。
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