四国八十八か所歩き遍路39日目 (旅館みき – 天皇寺 – 國文字 – 白峯寺 – 根香寺 – 一宮寺 – 高松市内民泊)

四国お遍路2024年春

最後の長丁場を歩き、高松市内へ

三重の短パンの人は例によって朝食を取らずに5時30分頃に発つ。今日はアップダウンありの40キロで、実質今までの最長と言える。集大成として頑張ろう。今日は距離が長いので6時30分に出て79番礼所天皇寺に7時10分に到着。祈願を終えて、納経所が8時より早く開くことを期待して行くも、納経所は別の敷地にあり、その入り口のシャッターさえ空いていない。この敷地には駐車場もあり、入れない車が列をなしている。結局8時5分まえにシャッターが開き、納経所が空いたのは時間通りだった。

天皇寺

次の礼所への道は間違えやすいのか、途中で手書きの道案内を何度か見かける。

国分寺への道案内

80番礼所国分寺に9時すぎに到着。

国分寺

国分寺からは北の五色台という丘陵地帯を登る。高松にも近く、ゴールデンウィークに入っため、一般のハイカーも結構見かける。国分寺から2時間近く山道を登り、最後は下って81番礼所白峯寺に到着。

白峯寺の参拝を終えて仁王門に向かうとカナダ人夫妻のダニエルとケアリーが入って来る。もう会えないと思い、写真を撮っておくんだったと後悔していた所だったので嬉しい。お互い写真撮りあって、納め札も交換。ダニエルはいつも通りこれからの旅程について聞いたり話したり。私と1日遅れで高松に入り3日滞在し直島などを観光。その後で88番礼所を打ち終えたら高野山に行き、ゴールデンウィークを避けて京都の禅寺を巡るらしい。ケアリーはいつも通り笑顔で雑談。彼女にもらった納め札には一枚一枚四国への感謝が長文で書かれていた。(日本人は無病息災のような四文字熟語を書くのが通例)。一枚一枚こんなに描くのはえらいと褒めると、彼女はライター(職業)なんだとダニエル。また日本に来てねと言って別れる。

白峯寺から山中の遍路道を5キロほど歩いて82番礼所根香寺に到着。

根香寺から次の礼所までは12キロほどあり、山を下り、高松の郊外を歩く。83番礼所一宮寺に着いたのは16時半。

一宮寺から今日の宿までは8キロほどあり、今晩は高松にいる後輩と約束もあったので、一宮駅から高松築港まで琴電で移動。今日の宿はairbnbで予約した民泊。ゴールデンウイーク期間中なのでホテルは軒並み高いが高松駅近くの便利な場所にもかかわらず3,000円という破格の価格。雑居ビルのような建物の一室だが、中は綺麗で、1Fに共用ルーム、風呂、キッチンがある作り。到着をメールすると近くの喫茶店からおばさんがやって来ていろいろ説明受ける。歩き遍路であと2日と告げると妙に感動される。広島からきたバイクの若者などが同宿。
夜は去年まで在籍した会社で高松に赴任している後輩と夕食に行く。ゴールデンウィークの真っ最中でめぼしいお店は直前に電話してもどこもいっぱい。町をぶらぶらしてやっと空いていた居酒屋に入る。高松には出張で何度も来たが、こんなに観光客が多いのは初めてである。40日間強、初めての人にばかり会っていたので、旧世界の人に会うのは久しぶりで新鮮な気分。飲み放題メニューで骨付鳥など食べる。

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