足が回復、人との交流が多い良い1日
私はお遍路中4時から5時ごろ起きていたが、朝起きると薬王寺がライトアップされて綺麗だった。日和佐の町から北を見ると薬王寺が君臨しており、まさに町のシンボルといった感じ。
昨日コンビニで買ったおにぎりなどを食べて出発。
少し歩くと後ろから昨日途中で別れた福島の女性が現れる。あの後どうしたか心配していたとのことで、再会できてお互いホッとする。まだ足が本調子でないため先に行っていただく。歩いていると休憩所に地元の年配の方3人から手招きされ、休憩所でコーヒーや煎餅をお接待いただく。この日は地元の人、観光客、逆打ちの自転車の人など妙に多くの人から声をかけられた。お遍路当初は人が多かったが、このあたりに来るとお遍路の数も減ってきているので逆に声かけやすいのかもしれない。
お昼は揚子江飯店という街中華で野菜炒め定食をいただく。
さらに歩いていくと左側に<遍路小屋第一号>と書かれた四国で最初にできた遍路小屋が現れ、休憩させていただく。
お遍路TIPS)休憩について
私の場合、平均すると1.5時間くらいに一度休憩した。お遍路に珍しくマメに悩まされることは無く、足の疲れも登りを除いては長時間歩いても疲れを感じなかったが、ザックを変えても肩の痛みは歩いていると累積するので、主には肩を休める、気分転換する、この先の道を確認するのが目的だった。休憩する場所は以下のような場所がある。
・お遍路向けに作られた休憩所
ヘンロ小屋プロジェクトが建設したおへんろ向けの休憩所など。近くを工事している建設
会社がお遍路向けにプレハブを用意したり、地元の方が様々な休憩所を用意している。
トイレはもちろん、飲み物やお菓子が置いてある所も多い。
・道の駅
特に高知に多かった気がする。規模の大小あるが食べ物や飲み物も買えるし、タバコ吸い
には喫煙コーナーもあるので便利。
・コンビニのイートイン、軒先でお尻が乗せられるとこ
イートインは主に昼食時に利用。軒先はベンチあるところは少ないが、それなりに休憩
できる。灰皿が置いてある所も多い。
休憩所の例
この日は足の調子も良く、順調に15時過ぎに宿に到着。この日以降は足が大きく痛むことは無くなった!
海陽町にある生本旅館は口コミによると料理が豪華のよう。確かに魚を中心にすごい数の料理が出された。同宿はお二人。一人は昨日海岸で会った先達さんで、福島の女性とも一緒の宿になりスマホで連絡を取り合っているよう。聞いてみると私の大学の先輩で、67才だがお遍路の先達をしたり大学の講師をしたり非常に精力的な方。もう一人の方は私が去年までいた会社の同業(一番の競合相手)で、昨年59才で会社を辞め、サンチャゴ巡礼にも行ったり巡礼/遍路にはまって家族からは呆れられていると自虐していた。今回は逆打ち中だが、明日と明後日は4時に出て50キロずつ歩こうとしている強者。お二人とも話題が豊富で業界的にも共通する所が多い。料理も多いので酒も追加して2時間以上歓談する。
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