四国八十八か所歩き遍路20日目 (岩本寺宿坊 – 民宿たかはま)

四国お遍路2024年春

最長の空白地帯を海に向かう

朝は雨が残っていたが、その後は終日快晴に。岩本寺から次の礼所へは80.7キロ離れており、その間は四国八十八か所最長の空白地帯である。

朝の岩本寺宿坊

昨日の区間から岩本寺へは少し海から入った地域に道があるが、今日はまず南に下って太平洋を目指す。この辺りは四万十町で、四万十市が別にあってややこしい。20年ほど前にそれぞれが市町村合併する際、ほぼ同時期に名称を決め、双方譲らなかったようだ。四万十川の中流にあるのが四万十町、下流にあるのが四万十市である。

スッポン、どこで獲るの?

このあたりは休憩所も多く、下の写真のような休憩マップがあったりで、予定も立てやすくありがたい。途中、道の駅に入り、道の駅の売店で買ったあんドーナツ、かつおメンチ、朝食の余りのゆで卵でお昼にする。普段は甘いものはほとんど食べないが、歩くのに体力を消耗するからか甘いものを欲するようになり、お昼にドーナッツやワッフル、チョコレートなどを食べるようになった。それでも痩せていくので糖分摂取もあまり気にならない。道の駅には昨日の宿で一緒だったオランダ人女性もおり、挨拶を交わす。

お遍路さん休憩マップ
ありがたいコンビニ

道の駅を出て少しで、太平洋に出る。快晴で空と海が青く美しい。

15時すぎに民宿たかはま到着。部屋の名前は某長寿アニメの登場人物から取っているようで、私の部屋は<かつお>、隣は<わかめ>と<たら>だった。

民宿たかはま

こちらの宿は口コミを見るとタイ人の奥さんが作るタイ料理が美味しいようで期待していたが、民宿内のタイ料理レストランが別の場所に移転したせいか、タイ料理は一品のみで、カツオのたたき、目玉焼き、焼き飯、トンカツ、チヂミ、タイカレーという茶色に偏ったインターナショナル(カオス?)な組み合わせだった。夕食時にお遍路は私一人で、他は高知在住で観光中の男性が同じテーブル。離れたところにラテン系と思われる母と息子の二人が座っていた。宿のご主人に聞くと普段の客層の95%はお遍路さんなので、今日のようなことは珍しいようだ。

民宿たかはまの夕食

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