四国八十八か所歩き遍路37日目 (藤川旅館 – 本山寺 – 弥谷寺 – 曼荼羅寺 – 出釈迦寺 – 遍路民宿鶴吉)

四国お遍路2024年春

弘法大師お膝元の善通寺市へ

今日は余裕のある日程なので、朝はまず琴弾公園を散策。

琴弾公園

琴弾公園から展望台まで登り、有名な砂でできた寛永通宝を見る。青春デンデケデケデケで、主人公が行った海水浴の舞台も見える。

銭形砂絵「寛永通宝」

久石譲作曲の青春デンデケデケデケの音楽を聞きながら財田川沿いの遍路路を歩きノスタルジーに浸ると1時間ほどで70番礼所本山寺へ到着。

うどん食回(食うかい?と空海を掛けているのか?)で激辛カレーうどんを食べる。

71番礼所弥谷寺を打つ。山の斜面にある広い境内のそれぞれの建物は離れている。仁王門から540段登った所が本堂で眺めが良い。そこから140段降りた所に大師堂があり、珍しく靴を脱いで入るようになっている。納経所も同じ建物にある。

空海のお膝元の善通寺市に入る。このあたりはため池が多い。ため池に向かって打つゴルフの打ちっぱなしもある。72番礼所曼荼羅寺に到着。

曼荼羅寺から坂を登ってすぐのところにある73番礼所出釈迦寺も打つ。出釈迦寺の少し手前には修行中の弘法大師の像が立っている。

修行大師御尊像
出釈迦寺

坂を降りて再び曼荼羅寺の前を通ると珍しく喜捨を求める歩き遍路が座っていた。前を通り過ぎると、声を掛けられる。喜捨を求められるのかなと思ったら、どうやら私は車遍路の道へ向かっていたらしく歩き遍路向けのお遍路道を教えていただく。ありがとうございます。

この日の宿である遍路民宿鶴吉に16時2分前に着くと、門の前のテーブルでカナダ人の夫婦がチェックインまでの時間を潰していた。オンタリオ州から来ており、通しで50日を過ぎた所らしい。奥さんは非常ににこやかで感じがいい。一緒に宿に入り宿のご主人の説明を通訳してあげるとご主人に感謝され、夕食のビールを奢っていただく。
宿は古民家をリニューアルして開いて5年。中庭に露天風呂を自分で作ったり、ご主人がいろいろ工夫している。2階は和室と洋室があり、その場でカナダ人夫婦が洋室を選ぶ。同宿はカナダ人夫妻以外に11度目の区切り打ちにきている年配の方。夕食時はカウンターに客が並び、ご主人がカウンターの中に入るという酒場スタイルで話が盛り上がる。ご主人は非常にフランクな方で他の宿の話や野球の話などで盛り上がる。夕食も質量ともに満足な内容で、ビールの後、日本酒も飲む。日本酒は有料だよと、ご主人。はい、もちろんです。

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