四国八十八か所歩き遍路9日目 (民泊パンダヤ – 平等寺 – 薬王寺 – さくら庵別館)

四国お遍路2024年春

太平洋へ、そして足の痛み再発

宿にて朝食。種類が多い。ご飯あり、パンあり。卵は卵焼き、生卵にゆで卵も。飲み物は牛乳、ジュース、コーヒーあり。食べきれないのでバナナとゆで卵はおやつ用に持ち帰る。食事の後でご主人から23番礼所に行く道の中で間違いやすい所や見所の説明あり、ありがたい。

パンダヤのボリューミーな朝食

22番礼所平等寺は宿からすぐだった。ここからは太平洋に向けて南下する。23番礼所までは約20キロ。

平等寺

途中で休憩していると、パンダヤで一緒だった同年輩の日本人女性が現れ、しばらく一緒に歩く。福島から区切り打ちで来ている人で今回は明後日までの予定とのこと。同い年ということもあり、いろいろお話しする。峠を越えると太平洋が見えてくる。線路を渡らないと海に出られないが、たまたま彼女が前の宿で一緒だったお遍路7回目の先達(お遍路のベテランで資格を持って道案内など助言してくれる人)さんがいて、海に出る道を教えてもらう。昨日の宿で一緒だったカンサスシティーの若い娘も海に案内したそうで、海を見るのが人生で2度目とかではしゃいでいたよとのこと。
海岸に出ると休憩所に野宿して雨に濡れた衣類を干した後にしまおうとしている、見るからにお遍路の超ベテランが現れる。街中で見たら間違いなく浮浪者と思われるのではないか。キャリーにかなりの荷物を積んでいる。挨拶すると、聞いてもいないのにお遍路道のかなりニッチな情報をいろいろ教えてくれる。(4x番礼所の手前はどこどこの道の方が花が綺麗とかそういう情報)。細か過ぎて消化できない。。。。もう何年も四国以外も放浪しており、山の中にも泊まって瞑想したりする達人の旅人だった。

お遍路初の海

この後も福島の女性と一緒に歩く。道中で飲食店やコンビニは全く無かったため、港の休憩所でバナナ、ゆで卵と常備食のスナック類を食べる。
午後になるにつれて足が痛みだし、早く歩くことが困難になってきた。足の速い福島の女性には先に行ってもらい木岐の休憩所で休んでから歩き出すも段々と遅く歩くことも困難になってきた。次の礼所と宿のある日和佐まではあと1キロだったが、海辺にある白いホテルの前でタクシーを呼んで宿まで移動。


今日の宿はさくら庵。これで、さくらと名のつく宿は2日目のさくら旅館、3日目の旅館さくらやに続いて早くも3軒目だ。薬王寺の門前町である日和佐の町は古い家をリニューアルした洒落たお店や旅館も多く、さくら庵も古民家をリニューアルした洒落たゲストハウスでバルやボディケアサロンも併設されている。まだチェックイン時間まで間があり、宿には不在にしますという札がかかっている。玄関は空いているので入ると外国人が何人か待っており、いったん宿に荷物を置いて近くの薬王寺に行っているのかたくさんのザックが置いてある。私もザックを置かせてもらい、歩いて数分の23番礼所薬王寺へ。
宿の前でおとといの宿で同じ部屋一緒だった人に会って雑談。おとといの宿で一緒だったお遍路2度目の人とつるんで歩いているそうで、今日は街中のホテルが取れず私がタクシーに乗ったホテルを予約したが、従業員は誰もおらず、荷物を持ったまま薬王寺に行ったところだそう。足の調子が悪いことを話すと鶴林寺の上りでは飛ばして抜いていったのにねえと同情される。また何度もあるでしょうねえと言い合いながら別れたが、私が翌々日にワープ(後述)したこともあり、二度と会うことは無かった。また会いそうな人には会えず、もう会うことないだろうと思った人に思いがけずに再会することはよくあり、お遍路や巡礼の醍醐味の一つである。

薬王寺

さくら庵は食事は付いていないので、薬王寺からは少し遠回りしてコンビニで酒とつまみを買って帰る。宿にチェックインすると、本館から2分くらい歩いた別館に案内された。家の中は綺麗だが、昨日と同様、部屋は鍵無しで隣の部屋とは襖のみ。今日も隣からイビキが聞こえるので耳栓をして熟睡。

さくら庵別館

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