「馬鹿曲がり」に苦戦。熊が怖くて峠避けるが、猿に遭遇。
朝、宿を出る前に宿を出て間も無くある「馬鹿曲がり」の通り方の説明を受ける。JRの高架の下を排水管のトンネルをくぐっていくのである。
宿を出るとすぐ右手には茶畑が広がる。
馬鹿曲がりの案内を発見、右手に降りて行く。
階段を降りると排水管のようなものはあったが、半分埋もれており匍匐前進しても通れるかわからない狭さに愕然とする。よく見渡すと階段の裏にもっと大きなトンネルがあり、これなら問題なく通れる。しかし、トンネルを抜けた沢は昨日の雨で増水しており、昨晩何度も新聞紙を詰め直して乾かした靴なのに早くも指先が濡れてしまった。。。
通りがかった集落には、タイムスリップしたようなお土産屋あり。
道の駅があったので少々休憩する。
宮川にかかる船木橋を渡る。水が綺麗だ。
この先にはそこそこ長い三瀬坂峠があり、熊に遭遇する危険を考える。今日は結構長い道のりであり、峠に向かわずに国道を通れば時間の節約にもなるがせっかくなので峠の方に向かう。少し歩いて目のあった地元のおじさんに挨拶すると、「熊に気をつけてな」と言われる。「ここの峠も出るんですか?」と聞くと「時々見たという話は聞くな」とのこと。結局、少し戻って国道を行くことにする。おじさんは「余計なこと言ったかも。堪忍な。」
再び道の駅があったので、昼食にする。昨晩、今朝としっかり食べたので、軽めのヒレカツ巻きを食べる。
モダンな作りの中学校を右手に見て進む。
道の先に熊ではなく猿3匹を発見。地元のおばさんは特に気にしていない様子で、「猿がいますね。あー、別に珍しくないですか?」「珍しくないねー」「人を襲ったりしませんか?」「時々襲うよ。仲間を助ける時とか」「えっ。そっと通り過ぎれば大丈夫ですか?」「大丈夫よー、熊にも注意してな。そこの山にいるから」んー。結構近くにいらっしゃるんですね。
以下は昨日に続いて変わった看板シリーズpart2
大紀町に入り間もなくすると本日の宿である紀勢荘に15時過ぎに到着。本日も30キロほど歩いた。
宿のおばさんはとても明るく、夕食を部屋に運んできた際などいろいろ話す。洗濯もしてくれ、ありがたい。この宿も昨日の宿も熊野古道を歩く人には代表的な宿のようだが、歩きで宿泊しているのは自分だけだった。プロ野球のドラフト会議を見ながら食事をする。わがスワローズは中村の単独指名に成功!
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