2024年秋 熊野古道歩き6日目(那智勝浦 – 新宮 – 熊野本宮大社 – 近露)

旅行記

中辺路は伊勢路と違って、外国人で賑やか

宿を出て目の前の那智勝浦から新宮に紀勢線で移動。電車の中は新宮の高校に向かう高校生で一杯だった。新宮駅からはバスで熊野本宮大社へ向かう。バスは欧米人で一杯で、ギリギリ座れた。熊野本宮大社までは1時間半弱かかる。終点に近い山あいには温泉がいくつかあり、そこに泊まった外国人も後からバスに乗ってくる。ほとんどの乗客は本宮まで乗るようだが、スタンプの地点にもなっている少し手前の大斎原(おおゆのはら)で降りる。ここはもともと本宮があった中洲で、大きな鳥居があった。後から調べると日本一の高さの大鳥居だったようだが、写真に撮るのを失念。

大斎原から500メートルほど歩き、熊野古道の中心である熊野本宮大社に到着。

ここからは中辺路を2日かけて田辺に向けて歩く。本宮の裏から発心門王子までの約7キロが中辺路でも最もメジャーなルートであり、よく写真で見る石畳(歩きにくい)もあり熊野古道ぽい雰囲気がある。
ちなみに王子とは熊野の神様の御子神を御祀りした場所であり、熊野古道には100箇所以上の王子がある。主要な王子はスタンプラリーの場所にもなっている。

途中の峠からは緑豊かな山と集落の景色が美しい。伊勢路と違ってこの辺りは外国人のハイカーで一杯である。人数的には欧米人が多いがカップル中心の欧米人に対して、中華系は大人数での集団が多くやかましくマナーにも欠けている。

今日は近露という中辺路の中でも一番宿泊施設の多い地域の民宿なかのを予約していたが、山中で日が暮れてしまうので最後の6キロ強はバスで移動する。
宿の玄関で声を上げても誰も出て来ない。電話をすると奥からご主人が現れる。部屋と風呂を案内され、後はご勝手にという感じの宿だった。浴衣も有料のようだ。昨日の宿も浴衣が置いていなかったが、この辺りは四国のお遍路宿とは異なる。

宿は素泊まりのため、近くの道の駅に入っているスーパーで酒とおつまみを購入して、部屋で晩酌する。

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