中辺路は伊勢路と違って外国人ハイカーでいっぱい
今日はまず電車で那智勝浦へ移動、そこからバスで那智大社へ行く予定。
那智勝浦駅を降りるとこれまでの伊勢路とは違って大勢の外国人ハイカーで賑わっている。大半は西洋人、一部中華系。やはり熊野古道は外国人には中辺路が人気なようだ。
今日は時間に余裕があるので、駅を降りて港に向かう。お土産屋や飲食店などが並ぶアーケードを越えて、勝浦漁港にぎわい市場へ。まだ10時過ぎだったが朝食は軽くすませたので、せっかくなので刺身を食べることにする。いくつかの店の中から市場ごはん しげの勝浦食べつくし定食の食券を購入。海に面したテラスに移動していただく。帰りに別の店で昼食用にめはり寿司(醤油味の高菜の葉で包んだ地元名物のおにぎり)を1個だけ購入。
駅前から那智大社行きのバスに乗り込む。また戻ってくるので荷物をコインロッカーに預けようと思ったが、駅前のお土産物屋でコインロッカーより安い300円で預かってくれるのでおつまみを購入ついでに預ける。バスは満員で私以外は全員外国人観光客だった。
多くの人は終点までバスに乗って行くようだったが、私は少し手前の大門坂で降車。熊野古道らしい石畳を登っていくと、坂の上から平安衣装に身を包んだ女性が降りてくる。大門坂では平安衣装をレンタルしておりコスプレ(?)体験ができるようだ。
那智大社に到着。
熊野古道とサンチャゴ・デ・コンポステーラの道はいずれも世界遺産になっているが、両方の道を巡礼した人は「二つの道の巡礼者」として認められ、記念のピンバッチをもらえ、専用ウェブサイトに写真付きで紹介される。私はすでにサンチャゴ巡礼のクレデンシャル(証明書)を持っているが、熊野古道を巡礼者として認められるにはいくつかのポイントでスタンプをもらう必要がある。今日はこの那智大社、青岸渡寺、飛瀧神社でスタンプを押す予定。
お隣の青岸渡寺へ。
少し歩いて、日本三名爆の一つである那智の滝と飛瀧神社へ。
那智の滝を出たのがまだ12時半。ここからバスで那智勝浦に帰っても時間を持て余すので、歩いて帰ることにする。帰り道はずっと幹線道路の歩道で歩きやすいが退屈。Radikoを聴きながら2時間ほど歩くと海辺に到着。宿のチェックインまでまだ1時間以上あるのでしばらく駅前のベンチで本(Kindle)を読み、少し那智勝浦の街を歩く。
今日の宿はお宿はな。素泊まりのゲストハウスだが、部屋は和室。靴を見る限り20人近く泊まっていた。見かけたのは全員外国人だった。ゲストハウスにしては洗濯機が無いので、歩いて3分ほどのコインランドリーに行ったが、2つある小型の洗濯機は使用中で大型の洗濯機はいっぱいあるが700円かかる。四国遍路では大体無料か100円だったことを考えるともったいなく、待ってまた取りに来るのも面倒なので、宿の風呂(予約の上、30分交代制)で洗濯する。夕食は近くのコンビニで買った惣菜と酒で晩酌。
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