歩き遍路再開し、桜の里へ
足の診察も終え、1.5日休息したので、本日から歩き遍路を再開。宿を出て30分くらい歩いたところでiPadを宿に忘れたことに気づき引き返す。往復1時間のロスは痛い。
徳島市内から出る道は幹線道路のため車が多いが、その割に細い道が多く歩道も無いところがあって快適とは言い難い。塗り薬のおかげで足は2,3日前よりは痛さはおさまったが、歩き続けると痛みが増すため1時間ちょっと毎に小休止しながら進む。この辺りは車の通りが多くお店が多いエリアなので、お昼は餃子の王将で中華の定食を食べる。
昼過ぎに18番礼所恩山寺に到着。境内で私のザックのホタテ貝を見た外国人の中年女性に声をかけられる。非常に愛想良く感じの良い人で、スペインのアストリアでアルベルゲ(巡礼宿)を経営しているらしい。スペインのサンチャゴ巡礼はいくつかルートがあり、一番メジャーなのは<スペイン人の道>だが彼女のアルベルゲは<北の道>沿いにある。<北の道>は海岸など風景が綺麗でぜひ自分の宿に来て欲しい、ただしバカンスのシーズンはスペイン人の避暑客で混んでいるので夏は避けた方がいいとのこと。これまで、四国のお遍路の次は以前一部を歩いた<スペイン人の道>に行こうかと思っていたが、行ったことの無い<北の道>に行くのもいいなと思い始める。サンセバスチャンやビルバオといったバルで有名な美食の都もあるし。
恩山寺から1時間ほど歩き、19番礼所立江寺に到着。ここから先はしばらく田舎を歩く遍路道を歩くが22号線に合流すると歩道の無い交通量の多い道でダンプが多く通る。他の人のブログを見てもお遍路にとって最悪のエリアの一つのようである。リスタートの日の割には朝引き返したこともあり、かなりの歩数を歩いた。今日の宿はへんろ道から数キロ離れた所にあり、電話すれば道の駅に車で迎えに来てくれるとのことだった。道の駅まではまだ4キロくらいあったが、車なら多少長くてもすぐだろうと思い宿に電話する。親しげな女性の声で、もう少しだから道の駅まで歩けば〜と冷やかされながらも、15分くらいで着くからそのまま歩いていてというので、こちらの外観を伝えてそのまま歩く。本日最後の力を振り絞って歩くも車はなかなか来ない。結局40分くらいして、かなり道の駅に近づいた所で迎えの車が到着し、しきりにお詫びをいただく。
宿は山あいに8キロほど行った坂本地区にあり、途中の桜が見頃で綺麗だった。着いた場所は山の高台にある小学校で、本日のお宿であるふれあいの里坂本は20数年前に小学校の校舎を改造してできた宿である。私の泊まった部屋は<図書室>という札がかかっており、図書室を2つの部屋に分けたよう。予約の際に一杯だが相部屋なら空いているというので予約したが、実際は鍵がかかる入口は一緒だが、中はふた部屋に分かれており全然問題無い。
夕食は広めの食堂で、日本語を話す元気な若い外国人女性以外はおじさん6,7名。同じテーブルの私より少し年上の同じ部屋の方、お遍路2度目の方と話しながら夕食を食べる。迎えに来られた女将さん、ご主人、従業員の若い人みんな、宿の皆さんは感じがいい。
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