サンチャゴ巡礼<北の道>3日目 (サンセバスチャン – ゲタリア 26.1キロ) & コラム:北の道の食事

サンチャゴ巡礼(北の道)2025年春

スペインで最初の友達?

宿で朝食を取って8時に出発。サンセバスチャンの町を海沿いにしばらく進み町を出る所で坂を登る。本格的に歩き始めて二日目だが、足は快調で坂で10人ほど抜く。

サンセバスチャン市街地の海岸
海岸線沿いの道はしばらく続く

山道がずっと続き、牧場と広い家の中をときおり海を臨みながら進む。休憩できるような店もベンチも無いので草原に座って休んでいると人懐っこい三毛猫が体を私の足にすりすりしたりそばに寝転んだり。スペインで最初の友達という題で家族に写真を送る。

海岸線の後はずっと丘陵地帯を歩く
牧場と海が美しい
休んでいると擦り寄ってきた三毛猫

12時前になってやっと休憩できる建物を発見。歩いているカミーノのほとんどが寄っていく。カウンターの中にいる若い女性にカフェ・コンレチェ(カフェオレ)を頼み代金を払おうとするが、クレジットカードは使用できず英語が通じず料金もわからない。そばにいた人がここはDonation(寄付制)と教えてくれた。どうやらこの施設自体がボランティア団体がやっている施設のよう。テラスで休んでいるとおばあさんがケーキや簡単なピンチョスなどを配ってくれた。少し話すと京都にもこの団体が運営している施設があるそうだ。昼はこの後休憩時に公園で食べたスナックのみですます。

オアシスのような休憩施設

今日の標準のコースはサラウツまでだが、まだ余裕があるのでその先のゲタリアまで足を延ばす。サラウツを越えるとめっきりカミーノを見かけなくなった。この日もアップダウン多く、特に下りで足使ったので最後の方は少々ばてた。

ゲタリアの町に入り、海辺に向かって長い階段を降りる。今日のアルベルゲのオスタビレロはとても親切で、何でも教えてくれる。ゲタリアは魚の炭火焼きで有名なのでレストランを覗くも、まだ夕方のため開いていない店が多く、開いている店も高いし観光客が多く入りづらい。スペインのレストランは夜は20時頃に開ける店が多く、これにはずっと悩まされることになる。仕方ないのでパスタサラダ、サラミ、ヨーグルト、ビールを買って宿で食べる。 

町に降りる長い階段
今日の宿
港の近くは観光客が多い

北の道コラム)北の道の食事
1,朝食(宿の朝食、前日にスーパで買っておく、宿の近くのカフェに行く、の3通り)
アルベルゲもホテルも朝食付きの宿とそうでない宿があるが、朝食付きの宿は全体の3割程度か。ホテルの場合は別料金の所が多い。アルベルゲの朝食は無料の所が多いが、その代わりパンとコーヒーだけの場合が多く比較的簡素である。なお、街中でなく周りに何も無い立地の宿では大抵朝食が付いている。 宿泊客がカミーノ中心の宿は多くの場合6時台や7時が朝食開始だが、一般の旅行客が多い宿では8時とかひどい場合は9時に朝食が始まる宿もある。
私は基本、朝食あとまわしで歩くことはしない人なので、朝食の無い宿に泊まる場合は前日にスーパーで買ったパン、果物(主に、簡単に食べられるバナナ)、ヨーグルトなどを食べるか、宿の近くのカフェでカフェコンレチェ(カフェラテ)とボカディージョ(サンドイッチ)もしくはトルティージャ(オムレツ)を食べた。
スーパーで買ったパンなどを食べる場合にも朝はコーヒー類をまず飲みたいが、スーパーで売っているパック入りのコーヒー飲料は高い割に甘くて美味くないので、カフェで飲むか日本から持参したスティック入りのブレンディーをお湯に溶かして飲んでいた。

2.昼食(主にカフェで軽食、レストランでランチ、余っている持参のものですます、の3通り)
スペインのレストランは昼は14時位に開く店がほとんである。従って、バルやカフェでボカディージョやトルティージャですますことが多かった。休憩やトイレ休みのために店があれば2、3時間に1回店に入るので、複数回に分けて軽食を食べたこともあった。
ボカディージョやトルティージャにも飽きてくるので、昼の開店まで我慢して宿の近くのレストランでMenu del Dir(日替わり定食)を食べることも多かった。Menu del Dirは量も多くワインも付いているので、歩いている途中に食べるとこれ以上歩く気力が失せるので、大抵は宿の近くで14時や15時位に食べた。
北の道の特に後半は数時間店が無いことも多く、また日曜日は閉まっている店が多いので、その場合は前日の余りのパンや日本から持参したカロリーメイトですましたこともある。また、30日目のバルガ-ソブラート間は宿から22キロの間店が無いので宿でランチボックスを用意してくれた。

3. 夕食(外食、スーパーで買った簡易な食事、宿の夕食、自炊、夕食抜きの5通り)
レストランは夕食も20時頃開始と遅いので、外食したのはサンチャゴに着いてから大勢で行ったのと、サン・セバスチャンやビルバオなどの都会でピンチョスや中華、日本食を食べた位である。
スーパーでビールやワインを買って出来合いのサラダ、ハム、チーズ、ポテチ、ヨーグルト、果物などをつまみにしたことが一番多かったか。スーパーによっては冷凍のパエリアや肉団子なども売っているので電子レンジでチンしたこともあった。(追記:9日目のスーパーについてのコラム参照)
街はずれにあるアルベルゲ(特に公営アルベルゲ)では夕食が付いているもしくは別料金で提供される。(皆でテーブルを囲んで食べるコミュニティディナーと呼ばれている。)コミュニティディナーは楽しいが、周りの人と余り話せない場合は手持ち無沙汰なこともある。寄付制の公営アルベルゲではパンと豆などのスープとワインだけといった簡素な食事だが、有料の夕食の場合はMenu del Dirのような充実した内容が多い。
アルベルゲには自炊設備があり食器も備えている所も多いが、面倒だし一人だと食材も余りそうなので私はずっと自炊をしなかった。IHコンロの使い方も日本と違うし。ただし最後の2日は日本人と一緒だったのでパスタなどを自炊した。楽しいし安くすむので、仲間がいる場合はおすすめである。コンロや調理台は他のグループと競争になるので手際よく料理する必要があるが。
昼食にMenu del Dirを食べた場合は、遅い時間の昼食で量も多いので、夕食は抜きか軽くすますことが多かった。

4.Menu del dirとは?
レストランではアラカルトよりもコスパがいいので100% Menu del dirを頼んでいた。Menu del dirのみ提供するレストランも多い。1品目と2品目でそれぞれ5、6種類あるメニューから一つずつ頼み、ワイン(ボトルもしくはデカンタが多い)、パンが付いており、レストランによっては加えてスープやデザートも付いている所もある。おおよそ€15-20くらい。
1品目はすぐに出せるサラダ類(ミックス、ロシアン、スパニッシュなど複数ある場合も)、豆などのスープ、作り置きのパエリアなど。2品目は魚の塩焼き、肉の煮込みやステーキなどが多い。基本、どれも美味しく、量が多いので腹一杯になる。
*フランス人の道ではMenu Peregrinoという巡礼定食を出す店が多かったが、北の道では出発地点のイルン以外では見かけなかった。内容は同じで、Menu Peregrinoの方が安くてかつカミーノ専用であるという違いだけだと思う。

Gatariaの宿(2025年5月19日泊)
Hostel Getaria ☆☆☆☆(個人的評価)
・私営アルベルゲ、22.5€
・ドミトリー、2段ベッド(20名同室)、室内干し
町の中心地の便利なロケーション。オスタビレロは非常に親切で何でも教えてくれる。設備は普通でキッチン設備あり。

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