サンチャゴ巡礼<北の道> 13日目 (グエメス – ブー 29.0キロ)

サンチャゴ巡礼(北の道)2025年春

連日の船旅、久々のまともな食事、お洒落な宿

朝食は7時からで、コーヒーとパンのみの簡易なもの。Donation(寄付制)の宿だからね。7時半に出発。快調に進み9時半に港に到着。おそらく、朝食を食べた宿泊客の中では一番乗りか。ここからは昨日に続いてサンタンデールまで船で渡ることになる。
船着場には、朝起きた時に部屋にいなかった同部屋のフランス人の女の子が先着していた。この子はクールに見えるが、挨拶をしたら意外に明るく挨拶を返してくれる。港の壁の船の時刻表を見ていたら、出航の時間を教えてくれ、こちらが聞いていないのに親切にも自動販売機で切符の買い方を教えてくれる。こんなことなら昨日の暇な部屋でも話しをしておけば良かった。船を待つ間しばらく話し込んだが、パリの大学生でフランス文学を専攻しているそうだ。そう言えば、宿でもずっとタブレットで本らしきものを読んでいた。読んだことのあるバルザックやユゴーの名前を出すと、日本でもレミゼラブルは有名かと聞かれたので、有名だがミュージカルの方がポピュラーと言ったら、レミゼはミュージカルになっているのかと聞かれ、非常に意外!。フランス人は日本のアニメが好きと聞いていたので話を振ると、やはり人気のようで弟はよく図書館で日本の漫画を読んでいるそうだ。

昨日の船より大型で立派な船
船から見るサンタンデールの町
サンタンデールの綺麗な街並み

サンタンデールはカンタブリア州の州都である大きな街で、ここで泊まるカミーノが多いが、グエメスからは15キロ程度なので早く着きすぎる(実際、10時半に船は着いた)と思い、先の町を予約していたのでそのまま通り過ぎる。ずっとほぼまっすぐな道。今日はほぼ30キロコースだがのはずが思ったより早く着きそうだ。このところまともな食事をしていなかったので、今日の昼は定食(Menu del Dia)を食べる。豆のスープと焼き魚は共に美味しく、ワインも1本付いていた。

定食のメニューが書いてある看板
豆のスープはハズレが無い
大きめのアジ的な魚は脂が乗ってていて美味しい

明日乗る電車の駅の真ん前にあるアルベルゲに15時半に到着。外観も室内もお洒落な作りである。意地汚くワインを1本飲んだせいか16時頃からうとう寝てしまい、次に起きたら20時だった。今日の部屋の同宿者は4人とも女性だった。宿に併設しているレストランは良さげだが、まだ食欲は無い。質素な食事続きだったので胃が小さくなったか。22時頃に再び就寝。昼寝したのと隣のレストランが賑やかなのとで1時間以上寝付けなかったが、寝付いてからは5時半くらいまで熟睡できた。

お洒落なアルベルゲ。左のレストランは宿泊客以外にも開放
宿からはすぐそばの駅が見える
シーツや椅子も洒落ている

Boo de San Juanの宿(2025年5月31日泊)
Albergue Piedad ☆☆☆☆1/2(個人的評価)
・€20
・ドミトリー、6名同室(合計20名程度)、外干しOK
・コスパ良く、おしゃれで綺麗な室内。レストランが併設されており便利。駅の目の前にあり、巡礼ルートのひと駅を乗るのに便利。

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