サンチャゴ巡礼<北の道> 19日目 (リバデセリァ – ビリャビシオサ 38.4キロ)

サンチャゴ巡礼(北の道)2025年春

今回の最長距離を順調に歩く

リバデセリァからはコルンガが標準区間だが20キロと短いので、頑張って38キロ先のビリャビシオサまで歩くことにした。距離が長いので5時に起きて、6時に宿を出発する。まだ薄暗い中を川を渡って街を出る。

夜明けの空の色はミッドナイトブルー

今日の前半は海沿いの道で緑が美しい。ブルガリア人女性に会うが、今日は電話で忙しそうなので軽く挨拶してそのまま追い越す。下の写真のフランス人男性はフランス北部の自宅からずっと歩いている人で、後にサンチャゴ到着の前日とサンチャゴの宿で偶然一緒になった。

アストゥリア州の海岸沿いの道は緑が多い
前を歩くフランス人男性とはサンチャゴのアルベルゲで再会

10時半過ぎにコルンガの街に到着。朝早く出発して空腹だったのでカフェでボリュームのあるボカディージョ(バゲットのサンドイッチ)を食べる。

コルンガの教会
フライドチキンのボカディージョ

今日の後半はずっと内陸の道で、コルンガを越えると休憩できるカフェはずっと無し。3時間近く歩くと飲み物などの自動販売機が置いてある休憩所があったので、そこでコーラを買ってしばらく休憩する。北の道では飲食店が無い地域では休憩に困る。四国のお遍路向けのような休憩所はほとんど無く、座れる所もほとんど無い。その中で、教会にはベンチがあることが多いので良く利用させてもらった。バス停のベンチも何度か利用した。この旅では大雨の日はほぼ皆無だったが、雨の日に飲食店の無い道を歩くのはしんどい。この休憩所のような場所は本当にありがたい。

真ん中の建屋に自動販売機とベンチがあり、中庭の周りにも座れる場所がいくつかある


38キロの行程だったが、順調に15時にビリャビシオサに到着。今日の宿は街中にあるホテル。荷物を置いて洗濯をクイックにした後、ランチ時間が終わらないうちに夕食代わりのランチに出かける。バスクやカンタブリアではMenu del dir(定食)は18ユーロの店が多かったが、ここは15ユーロと安め。お昼のボカディージョとカフェコンレチェも合計で3.8ユーロと安かった。アストゥリア州は田舎なので物価は少し安いのかもしれない。飲み物はワイン以外に水もくれた。昼食と夕食でこのところ不足していたチキンを摂取できた。

サラダにはクレソンがたくさん
チキンカレーとボテトフライで黄色一色

Villaviciosaの宿(2025年6月6日泊)
Pension Avendia Real ☆☆☆(個人的評価)
・€58(朝食付き) ・個室(バス・トイレ付き)
・町中にある標準的なホステル。朝食は少し離れたカフェに行ってクーポンを見せるシステムだが、割と充実した内容。

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