狭すぎる橋を渡り、スペインで最も美しい村の一つに泊まる
宿の朝食は別料金だったので最初はパスする予定だったが、通りががりに食堂を覗くと良さげな朝食だったので管理人室(のような部屋)に行って5ユーロを払って、無人の食堂で朝食をいただく。珍しく暖かいベーコンやトルティーヤもあり、なかなか良い朝食だった。


このところ足は快調だが、ザックを背負っていると肩がだんだん痛くなる。ザックの肩ベルトを緩めると少し改善したが、この頃から2、3日に一回はサロンパスを貼ることにした。
10時にバルでカフェコンラチェを飲んで休憩。このバルではカステラを付けてくれた。山道の途中で昨日お会いした日本人に再会。75歳になってから早く歩けなくなったとのことで、先に行かせてもらう。途中、あるブログでジム・ジャームッシュの名作「 ダウン・バイ・ロー 」のラストシーンにそっくりな二手に別れる道と書かれていた分かれ道を発見する。


今日2回目の休みは暑いのでコーラを頼むとポテチが付いていた。店によって添え物が違うのが面白い。川にさしかかると橋の歩道が異常に細い。生涯渡った中で最も細い気がする。



宿では暇な時間が多いので、他の人の北の道の旅行記を読むことも多いが、その中でスペインの最も美しい村の一つと紹介されていたクディレロがアビレスの次に泊まるのにちょうどいい距離にあったのでカミーノからは歩いて15分ほど外れるが泊まることにした。

巡礼路とクディレロの街の中間にある宿に15時過ぎに到着。宿のお兄さんはとても感じが良かった。



シャワーと洗濯を済ませて港の方の中心地に降りて行く。スペインの最も美しい村(あくまで、『スペインの最も美しい村』協会に登録されている村の一つということらしい)ということで港は観光客で賑わっているが、巡礼路からは外れているのでカミーノは全く見かけなかった。シーフードの店など多いが16時を過ぎており、どの店もランチタイムは終わって入れなかった。建物の間にある細い急な斜面の路地を通って展望台に登ってみると、オレンジ色の屋根が並ぶ風景は綺麗だが、各種サイトに載っている写真に比べると曇天のせいか色が褪せて見える。



外食できなかったので、スーパーに入るが、例によっておつまみにあるような惣菜風のものが無かったので、ビール、紙パックワイン、ポテチ、パンを買って帰り宿のテラスで昼食兼夕食とする。紙パックワインは安くてワインオープナー不要なので便利だがあまり美味くない。もったいないが、1/3くらいは残してしまった。
Cudilleroの宿(2025年6月9日泊)
Pension El Pozo ☆☆☆☆(個人的評価)
・€36
・個室(バス・トイレ共用、個室内に洗面台あり)
カミーノのルートと観光地の港町の間にあり、それぞれから徒歩10分ほど。親切なスタッフが駐在。€1のコーヒーの自販機あり。2階を出たところにあるテラスは気持ち良い。
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