四国八十八か所歩き遍路22日目 (民宿くもも – 金剛福寺 – 民宿田村)

四国お遍路2024年春

足摺岬に着き、3日ぶりの霊場打ち

朝食後、宿の女将さんからお接待でおにぎりなどをいただく。今日のゴールは足摺岬で、ここから20キロと今回のお遍路で1日あたりでは一番短い距離なので遅めに8時過ぎに出発。多分それでも早く着きすぎるが、足摺岬なら時間潰せるところがあるだろうかと。同宿の大阪の人は足摺岬にある38番礼所を往復して帰って来る予定なので7時頃に出発。京都の人は今日も私と同じ宿だが、歩くの遅いのでとおっしゃり7時過ぎに出発した。

途中に何人かのお遍路を追い抜き、また逆打ちの人とも3人ほどすれ違った。逆打ちの人にはすれ違う際に簡単な会釈だけ交わす人と積極的に声をかけてお互いの情報交換する人がいるが、今日は前者2人で後者が1人。

この辺りはお店は一切無く、先に出た京都の人は階段に座って宿のお接待を食べていた。私はその先の休憩所で宿のお接待を開く。定番のおにぎり、バナナ以外にクッキー2種類と飴がいろいろ入っており、ありがたくいただく。その間に京都の人が追い越す。

民宿くもものお接待のおにぎり他

大阪の人は短パンを履き健脚そうで、昼過ぎには早くも折り返してきてすれ違った。
足摺岬の少し手前で京都の人に追いつき、一緒に歩く。時間があるのでジョン万次郎の像、岬、灯台を一緒に廻って写真を撮りあったりする。

足摺岬にあるジョン万次郎像

足摺岬から山の方を望むと38番礼所も見える。

足摺岬から見える金剛福寺
足摺岬灯台

足摺岬からすぐのところにある38番礼所金剛福寺に移動。80キロ手前の岩本寺以来3日ぶりの礼所である。こちらが最も南西にある霊場で、霊場としてはまだ88分の38で半分も廻っていないが、距離としては半分ほどの地点か。

金剛福寺

先に礼拝を終えたので、いったん京都の人と別れて宿の方へ歩きつつ散策する。まだ14時なので万次郎足湯という無料の足湯や海に面した公園で時間を潰す。

15時に民宿田村にチェックイン。ここも福島の人経由で聞いた先達さんオススメ宿の一つ。18時を過ぎて他の部屋の人が呼ばれたので気を利かせて夕食会場に行くと、2人以外の用意はまだだった。宿の奥様が入院されているようでご主人は忙しく、用意でき次第順番に呼んでいたのでした。同宿は昨日から一緒の京都の人、愛想のいい中年女性、68歳の会社の同期2人(快活な人と静かな人) 。年配の友達同士で一緒に歩いているのは珍しい。快活な方の人が、相方が会社を辞めるタイミングで無理やり連れてきたんですよとおっしゃっていた。私以外は皆区切り打ち。私と京都の人、同期2人と中年女性はそれぞれ前の宿からの知り合いで、明るい人が多かったので、夕食は楽しい雰囲気だった。

民宿田村の夕食

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